ARCHIVE:立川直樹への永遠の質問

2006年 9~10月

10月31日 マイルス・デイヴィスには、確認されてるだけでもとんでもない数のブートレッグ盤があるようですが、そういうのって、どのくらいまで「手を出すべき」だと思いますか?
「キリがないから、正式なヤツをきっちり聞くのがまず先決だろう」

10月30日 立川さんは、気に入ったレストランなどを気軽に人に教えるほうですか? それともあまり積極的には教えないほうですか?
「気軽ではないけど、教える方だと思うよ。 でも、『いい店だけど、行かないほうがいい』 というような言い方をすることはある。 勿論、親切心だけど ・・・」

10月26日 最近、一番 “自分に馴染んだ” 感じのするレストラン、料理はどういったところですか?
「“DAINIS TABLE” の上海蟹の老酒漬け、“オステリア” の黒オリーブとイカ墨の冷製パスタ・・・etc・・・ でも、僕がいいと思うところって、本当に昨今の雑誌には出てないね。 これある意味でも幸福だし、正しいかもしれない。 “爐談” だってそうだよね」

10月25日 「ドンキホーテ」で何かものを買ったことはありますか?
「ない! でも否定してるわけじゃないけど・・・」

10月24日 最近、ある映画のリメイクものを見て、「これはないよな・・・」という、ほとんど怒りに近い感情を覚えたのですが、立川さん、そういうことってありますか?
「何年か前の 『リプリー』 がそうだったけど、リメイクものの約8割はこれはないよなって感じがするんじゃないかな」

10月23日 スペインで、痩せ過ぎと見なされたモデルがファッション・ショーへの参加を禁止されたように、従来はある種の“治外法権”だった分野にまで、道徳的、社会的な基準を当てはめようとする流れが強まってきているように思います。 立川さんはこういったことについて何か思うことはありますか?
「これどうしようもない傾向であり、風潮だろう。 キャメロン、このことについては久しぶりにゆっくり話したい気がするよ」

10月20日 立川さんの若い頃に比べ、今の若い人は本や雑誌を読まなくなっていると思いますか? (もし思うとすれば)そのことについてどう思いますか?
「うん、素直に思う。 でも、インターネットを筆頭に、これだけいろいろな情報発信が行われていれば仕方ないのかなとも、これまた素直に思うね」

10月19日 電話もかかってこない、自分のことを誰も知らない、そんな土地で暮らしたい! と思うことはありますか?
「夢見るくらいにある」

10月18日 (「ゴッドファーザー」でアル・パチーノが演じる)マイケル・コルレオーネの “悲劇の始まり” はどこだったと思いますか?
「ドン・コルレオーネと出会ったことだろうね」

10月16日 関わっているプロジェクトが諸々の事情によって「なんとなく間延びしちゃったなあ」と感じた時、どうやって引き締めなおしますか? またはそれはそれ、と考えますか?
「ケース・バイ・ケース。 それにぼくの場合はいくつものプロジェクトが同時進行してるし、それがまた絡み合っているからね」

10月13日 知人、友人・・・が手掛けた仕事が立川さんの価値判断の中で「これはないだろう・・・」だった時、そして、その仕事が立川さんに直接の利害 関係がなかったとして、そして当の本人に街でばったり出会ったとして、その人に何らかのアドバイスをすることはありますか?
「ほとんどない。 特に街角でなんて・・・ まあ、ゆっくり飲んでる時にポツリという可能性があるくらい・・・」

10月12日 立川さん、現在、見たいと思うもの(アート、映画、舞台・・・)の何パーセントぐらいを見ることができていますか?
「20%がせいぜい。 こんな質問されると、本当に時間がもっと欲しくなるよ」

10月11日 「自分が最終的に守りたいもの」はいったい何だろう? と自問自答することはありますか?
「美意識とプライドかな。それにスジ! 余りそれを表面には出したりしたくないけど・・・」

10月10日 「10年一昔(ひとむかし)」と言いますが、ぼくの実感では3年前はもう “一昔” のように思うことがあります。 立川さんにとって “一昔” というと何年ぐらい前の感じでしょう?
「やっぱり10年じゃない。 でも3年前というと1年前でももう “昔” というか “過去” のことには間違いなくなってるね」

10月6日 一般論として、飲酒運転を減らすための特効薬は何だと思いますか?
「駐車違反もそうだけど、取り締まりが運の良し悪しに関係なくなってしまうこと。 でも、そうなったらもう近未来SFの統制国家だけどね。 今でもちょっと車停めてというときに、ハラハラオドオドする感じでとても不便だもの」

10月5日 ある人と知り合ってから何かしらの成果が出るまで(たとえば一緒に仕事をするとか)の期間の長短について、立川さんの中で何らかの法則性のようなものはありますか?
「考えたこともないし、法則性なんてないけど、俗に言う相性とか趣味が近いとかいうことはあるかも知れない。 音楽とか映画とかの・・・」

10月4日 映画「カポーティ」がちょっと気になっているんですが、立川さんは見るべき映画だと思われますか?
「うん、主演のフィリップ・シーモア・ホフマンの渾身の演技だけでもね。 新人監督のベネット・ミラーの才能は相当なものだし、この人にウォーオール撮って欲しい」

10月3日 「なんか自分のやってることが最近、うまくいってないな」と思う時、相談する相手はいますか?
「いないし、もしそうすると、ますますうまくいかなくなってしまうと思う」

10月2日 最近、いろいろと忙しいせいで日常生活のオペレーションを滞りなく進めるのに苦労しています。 普段はなんとかなっていても、たとえば実家の親に何かを送るとか、そういうイレギュラーなことがいくつか重なるともうダメです。 うちの会社のN嬢は「それは“嫁”もらったほうがいいっすよ」と言うのですが、それもなんか違う気がします。 ぼくよりずっと忙しく、しかも気配りの人である立川さんはそういったオペレーションを今までどうやってこなしてきたのでしょうか? 何か良い方法があったら教えてください。
「こんなに長い質問をするってことは、相当悩んでるのかな。 全てゲームのように考えてこなすしか方法はないと思うし、それが一番だと思うね」

9月29日 女性はどうして「アート」が好きなんでしょう?
「男性よりも美しいものが好きで、好奇心が強いからだよ」

9月27日 人はきちんと教えれば成長するものだと思いますか?
「程度問題かな。 基本的には資質の方が大きいと思う」

9月26日 相変わらず、あんまり愉快じゃないニュースが多いような気がしますが、立川さんは最近印象に残ったニュースってありましたか?
「“RUN RUN RUN”に書いたし、ニュースとは言えないかも知れないけど、“限界集落”と“飲酒運転”の取り締まり方かな」

9月25日 先日、フェイレンツェ歌劇団の「トゥーランドット」を見に行き、アレッサンドラ・マークの歌の凄さにびっくりしました。 というところで、質問なのですが、現役のオペラ歌手で「この人が日本に来たら、とりあえず行っておいたほうがいい」という人を何人か教えていただけませんか?
「ことオペラの分野に限っては、現役の人よりも既に天国に行ってしまった人に魅力を感じているのは何故なんだろう? と改めて自問自答・・・ といっても答は出ないんだけど・・・」

9月22日 もう一つ、映画の話を。 最近、仲間うちで、「これを見ると3日間ぐらい、暗い、イヤーな気分が直らない!」という映画を勧め合うという、悪い遊びが流行っています。 ぼくらの中では「ダンサー・イン・ザ・ダーク」が断トツのトップです(ぼく自信は「鬼畜大宴会」や「What's about me」あたりが、かなりキていると思うのですが)。 立川さんはどんな映画を勧めますか?
「確かに「ダンス・イン・ザ・ダーク」は同感だけど、イヤーな気分にはならないね。 でも、もっと暗くてイヤーな気分になる映画たくさんあると思う。 今、タイトルは思い浮かばないけど・・・ 今度話しながらリストでも作りましょうか、悪い遊びとしてね」

9月21日 映画「太陽」のショックが覚めやらず、(ソクーロフもさることながら)遅ればせながらタルコフスキー作品を見てみたいと思っています。 まずは「サクリファイス」かな、となんとなく思っているのですが、立川さんはどの作品を推奨なさいますか?
「タルコフスキーは全部いいからね。 アンゲロプロスもそうだけど・・・ まあ「惑星ソラリス」から始めてタルコフスキーとの長い旅を満喫することをおすすめしたい」

9月20日 立川さんは、つきあう女性に「謎めいた部分」を求めるほうですか?
「謎よりもしなやかさと奔放さ・・・」

9月19日 立川さんは自分の感情をコントロールする「理論」みたいなものを本を読んで学んだり、誰かに教わったりしたことはありますか?
「全然ない」

9月15日 9/22を第一回目として、東京都現代美術館で始まる「MOT THE MUSIC」について、コメントをお願いします。
「今までの美術館のコンサートってせいぜいホールとかエントランスだったけど(僕がプロデュースしてる彫刻の森美術館のはちゃんとヘンリー・ミラーとコラボレートしてるけど、ちょっと自慢!)このシリーズはきちんと作品の前でライブパフォーマンスをする。 これとても刺激的だと思う。 22日の日野皓正さん必見ですよ」

9月14日 モリッシーの最新作「リングリーダー・オブ・ザ・トーメンターズ」を聞いて、(モリッシーは)ちょっとブライアン・フェリーを思わせるすごくいい感じになってきているなと思いました。 立川さんはどう思われますか? 「ブライアン・フェリーは言い過ぎだろう?」という答えを半分期待してるんですが?
「本当にそりゃ言い過ぎだろう。 音楽的にはややクロスするところはなきにしもあらずだが、ライフスタイルや何やらが根本的に違うと思うよ」

9月13日 立川さん、「ああ、この数日間(または数週間)は遊びすぎちゃったなぁ」とか思って反省したりすることなんてありますか?
「まさか! 遊びすぎるなんて、最高じゃないか・・・」

9月12日 こないだ連れていっていただいた「キャンティ」のバジリコスパゲティには、うれしいショックを感じました。 ああいった「ベーシックなおいしさがすごくあって、でも、うっかりするとその存在を忘れてしまいそうになるメニュー、お店」って、他にどんなもの(お店)がありますか?
「つばめグリルのアイスバイン(身体には悪いけど)、千疋屋のカキフライ、新亜飯店の小龍包と椎茸そば・・・ こう書くとけっこうあるね」

9月8日 とてもたくさんの企業やアーティストと仕事をしている立川さんですが、気がついたらほとんどみんな知り合いで誰のことも悪く言えなくてストレスが溜まる・・・ なんてことはないですか?
「余りそんなこと考えたことないね」

9月7日 自分の通常の発想とは違う発想をするために何かをしたりすることはありますか?
「別に何も・・・」

9月6日 縁起でもない話ですが、立川さんは自分が入るお墓って、もう決めてますか?
「一応自分の家の墓なんだろうなあ・・・」

9月5日 自分の住居としてマンションを購入することの最大のデメリット、リスクは何だと思いますか?
「プライベートで人とつきあわなければならないこと。 音や臭いとかいろいろ文句言ったりするの面倒だもの」

9月4日 少し前に立川さんが「すごい!」とおっしゃていた映画「太陽」が評判になっています。 いろんな見方がある映画だと思うんですが、立川さんはあの映画のどの部分がおもしろかった、または興味深かったですか?
「監督のソクーロフの視点! そして天皇役のイッセー尾形の演技が絶品で、全体の深々としたトーンも音楽の使い方なども実に品が良い。 昨年2月のベルリン国際映画祭で「芸術映画としてずば抜けた存在感」と称賛されたのもよくわかる」

9月1日 仕事上で自己紹介をする時のコツってあるものでしょうか?
「別にないと思う。 ただ、挨拶するだけだもの」

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