立川直樹の内省日記

2010年3月24日(水)

3月22日(火)非日常な2日間の最後は「フェリーニの8 1/2」だった。本当に時空を超えた大傑作。これが映画だ!と思うと、最近の映画は実にテレビ的だ。あとは“日高義樹のワシントンリポート”がそのままドキュメンタリー映画になると思えるくらいのおもしろさ。“オバマ経済政策の真相”や“トヨタたたきの謎”などを共和党議員のジョン・コーニンとわかりやすく解き明かしていった1時間10分。そんな余韻をひきづりながら社会に復帰すると、午後はいきなり“3D”のプレゼンテーション。もう頭はクラクラという感じだったが、夕方のJAGDA TOKYOでのレセプションと夜の“BLUE NOTE TOKYO”でのジュールズ・ホーランド率いるビッグ・バンドのライヴでうまく水平飛行に戻れた。それにしても凄腕のミュージシャン12名が奏でる本物のグルーヴは超強力。帰りに“PB”に寄ったら、そこでもディランにストーンズ、クリーム……と本物のロックのグルーヴに酔えた。こういうテンションの上がり方は最高だ。


3月24日(水)新富町の“ARATANIURANO”で加藤泉の展覧会“SOUL UNION”を見てから、上野の森美術館で“VOCA展2010”をチェック、それからSCAIでアピチャッポン・ウィーラセタンの展覧会を見て、“愛玉子”で世にも不思議な食べ物、愛玉子を食べ、前から行ってみたかった大名時計博物館に出かける。これがまた博物館というより、古い日本家屋を改造した建物の中に江戸時代の大名時計や珍しい時計が展示されていて完全にタイムスリップしてしまった。その後は雨の中をひた走り、ギンザ・グラフィック・ギャラリーで“福田繁雄のヴィジュアル・ジャンピング”を見てから、原美術館まで足をのばし、ヤン・フードンの展覧会“将軍的微笑”を見る。約5時間のTOKYO ART RUNNINGだったが、非常にバラエティに富み、収穫の多い時間だった。夜は江國香織さんたちと“山珍居”で酒宴。いつもながら山海の珍味が並び、話もアナログとデジタルの関わりからロックや映画、文学までと大いに盛り上がり、二次会の“PB”までグッド・バイブレーションはとぎれることなく続いた。最後は「オール・マイ・ラビング」でラジオ・ドラマを作ろうというアイデアまで飛び出し、アナログ族の気炎はぐんぐん揚がっていった。

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