立川直樹の内省日記

2010年8月10日(火)

8月8日(日)午後の新幹線で大阪に向かう。Chageのコンサート<Chageの細道2010>のファイナルをサンケイホールブリーゼで見て、その後は“虎龍”で食事をしようという目的だったが、吉川忠英と渡辺等という腕ききを従えたライヴはChageの話術のおもしろさもあって最高に楽しめ、牛の様々な部位を味わえる“虎龍”の宴会も申し分なく、満足度100%の大阪だった。“うまい”ということは本当に正義だと実感。Chageとタカハシカオリのプロジェクトもおもしろく発展しそうになってきている。


8月9日(月)朝の新幹線で東京に戻り、1時から世田谷スタジオで<THE地球LIVE2010>のリハーサル。5人のアーティストが出演するコンサートで、なおかつつなぎはコラボをするというコンセプトなので手間がかかるが、武部聡志さんが手際よくこなしてくれるので本当に助かる。アンコール曲の「イマジン」も狙い通りにまとまった。帰宅後はWOWOWでボクシング中継。テキサス州サンアントニオにあるアラモドームでマルコ・アントニオ・バレラとアダイルトン・デ・ヘススの10回戦と、フリオ・セサール・チャベスJrとジョン・ダディの12回戦の2試合で、KOシーンこそなかったが、ボクシングの魅力を堪能できた。解説のジョー小泉の「ボクシングはアート。打つのも守るのも……単なる殴り合いではない」という言葉にも十分に納得でき、亀田兄弟たちがやっているボクシングとは何なのだろうと考えさせられてしまった。そしてこの落差、違いというのは別にボクシングに限ったことではない。エンタテインメントの世界に目を転じても枚挙にいとまがない。


8月10日(火)本棚の整理をしていたら目についたので読み始めた「銀星倶楽部」のデニス・ホッパー特集号を読み終える。旅先に持っていったり、ふと思いついて読んだりして2、3週間、デニス・ホッパーに寄りそっていた形だが、エピソードや発言全てが強力、かつ共感できる。こんな人はもう出てこないんだろうなと思いながら、セルジュ・ゲンズブールや伊丹十三…といった人達と同じテイストを感じ、改めて“種族”の存在を確信する。僕も間違いなくその中にいる。新聞やテレビを通して伝わってくるニュースは、映像も含めてどんどん映画的になっている感じがするが、天才女子高生サックス奏者、寺久保エレナのデビューCD※20「ノース・バード」から聴こえてきた音は素晴しくリアルだった。ライヴも凄そう…

※20 以前から話題になっていた高校3年生がいよいよメジャー・デビュー。ケニー・バロン、クリスチャン・マクブライド…といったニューヨーク・ジャズ・ジャイアンツをバックにプレイするエレナ嬢は掛け値なしに魅力的だ。9月5日にはTOKYO JAZZのステージにも立つ。(キング・レコード)

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