ARCHIVE:緊急日記

2007年9月13日~9月19日

Sep 13th(THU)
午前中、神田でN氏、I氏と“大人の家庭教師”プロジェクトのミーティング。
昼過ぎ、諏訪に向けて出発。このところ毎週1回は中央高速を往復している勘定になる。でも天気もよく、音楽を聞きながらのドライブは実に快適だ。
夕方、浜の湯にチェック・インし、夜は商工会議所のH氏と「ごんた」で“鹿食堂”プロジェクトについてミーティングしながら酒飯、小肌、もつ豆腐、焼アスパラ、ゲソ照焼etc真澄を飲みながら、ディープな時間が過ぎる。


Sep 14th(FRI)
9時にロビーで田中泯さんと待ち合わせ。軽くミーティングしてから諏訪大社下社秋宮へ向かう。諏訪大社で泯さんが踊るという素晴らしいアイデアを実現するためのお手伝い、宮司さんもMさんもとても好意的で11月5日に秋宮、11月6日に春宮での開催が決まる。うれしい。
その後、Tさんと I が合流して、“芸を遊ぶ夜”のミーティングをしてから、浜の湯に向かい、H氏、料理長のS氏と合流し、鹿肉を扱っているAさんのところへ向かう.貯蔵状態 などを見せてもらった後、Aさん経営の「匠亭」でシカスモーク、シカレバースモーク、しぐれ煮、ステーキ、スペアリブなどを試食する。ワインが欲しくなる が車なので我慢せざるを得ない。これは一種の拷問に近い。「美加佐」の松本さんが作って送ってくれたアバラ肉の炊いたのも絶品、鹿肉で郷おこしをしようと いう“鹿食堂”プロジェクト、おもしろくなりそうだ。
帰りは初めて「諏訪南」ICから中央高速に集り、東京に向かう、往き同様快適なドライブだったが、永福から先が大渋滞、でも、“デンジャラス・ソウル・クイーン”の肩書でデビューしたエイミー・ワインハウスの歌が、いい感じで渋滞も苦にならないこれ、音楽の効果だ。
八丁堀のキリンビールまで1時間半近くかかってしまう、5時からのキリンラガークラブのミーティングも何の問題もなし。
帰宅してからはおみやげにいただいたシカスモークやしぐれ煮、「田村長」の甘鯛ワイン干しなどをつまみに越乃冷酒を飲む。忙しい週間なので、このテンポの変化は中々、貴重。テレビでは何だか茶番劇そのものの自民党総裁選の番組が流れ続けている。


Sep 15th(SAT)
かたづけものとの闘いは続いているが、週末らしい時間が過ごせる。朝日新聞の13日は夕刊のアンリ・サルヴァドールのインタビュー記事の大御所の発言に大 いにうなづかされる。「かっこいいとは?」という質問に対して「エレガント、すなわちもって生まれた品性を維持し続けることでしょう。そんな状態は人を不 快にさせない。相手への尊敬の念でもあるのです」、そして「若者に人気のラップは文句ばかりで、とても歌詞とはいえません」との言葉も言い得て妙。改めて 春に出た新作「レヴェランス」を聞いてみると、本当に音楽がエレガントで、素敵だ。そして、時間軸を超えてCDを聞き続けたが名盤「ブエナ・ビスタ・ソシ アル・クラブ」を聞いてしまうと、これをボーダーにすると、良し悪しの基準が上がってしまうなと、変なことを考えてしまう。夕刊にはレッド・ツェッペリン 再結成コンサートに2千万人のファンが、チケットを得ようと主催者のホームページに殺到しているという事。ロックは歌舞伎だという僕の予想通りに事が進ん でいる。


Sep 16th(SUN)
汐溜のオリオリアでMクンのウエディング・パーティ。夏のような日で、花のしつらえもライブ・ペインティングもDJも全てうまくバランスがとれたいいパー ティになった。ゲストのOクンから「ツェッペリン、立川さんが言った通りになったんで驚いたよ」と言われ、エヘヘーそうだろうという感じでうれしくなる。 帰宅後はさすがに仕切りの疲れが出て早めにベッドに入る。


Sep 17th(MON)
早く眠るとやはり夜中に目がさめる。セルジュの言葉じゃないが、真夜中の原稿書きは中々、孤独な楽しみがある。TAPのインバル・ピント・カンパニーの原 稿が一気に書き上がる。BGMはいよいよ日本デビューが決まったフランスのシンガーソングライター、ラファエル。声と時間がぴったりと合っていた。
朝は窓からの陽ざしで自然に眼がさめる、気持いい。そして紙ジャケで再生されるキャロル・キングやCDをかたづけていたら出てきたポール・サイモンのしば らく前のアルバムなどを聞いていると、いつもながら本当に自分の住んでいる時代、時間がわからなくなる。でも、最近ではそれを楽しむ傾向が強くなってい る。これってまずいのかなあ?わからない・・・そんなことを考えながら、5時の開演に向けて恵比寿ガーデンホールに向かう。
15年ぶりだというビエール・バルーのホール・コンサート。25年前にパリで出会い、「ポレーン」というアルバムをプロデュースした僕としてはやや複雑な気持ちで2時間のパフォーマンスを見続ける。
その後、代々木競技場第一体育館で「シャングリラIII」。恵比寿から原宿への移動の間に本当に日本は亜熱帯になったんじゃないかと思う。シンガポールの 昼と夕暮時と同じ湿度感だったのである。数ヶ月前の横浜アリーナの公演と較べると、驚くほど完成度が高い。会場ではベトナムから朝方到着したミー・リン・ チームと1年ぶりに再会。ファミリーがいい感じで動いている。帰宅後、録画しておいたHERO'Sを観る。桜庭VS柴田が第1試合というのはうれしい。そ の後も好カード連続。次の朝が早いというのに、結局ビールと日本酒を飲みながら見続けてしまう。


Sep 18th(TUE)
朝7時に東京を出発。下諏訪に向かう。今月3度目の諏訪行き。10時から町役場で“芸を遊ぶ夜”の実行委員会。
昼12時からは「奏鳴館」のカフェで木遣りとMCの打合せをすませ、東京に文字通りトンボ帰りする。車中で流れるのはスティーヴィー・レイヴォーンに始ま り、オジー・オズボーン、イギリスの新進バンドアスリート・・・と濃い目のものばかり。天気もトンネルを抜けると夏が冬に変わったり、その逆だったりと映 画のように楽しめた。
6時からは青山のベトナム・レストラン「MAJESTIC」でミー・リンのウェルカム・パーティー。確実にプロジェクトがスタートしたことを実感する。ミー・リンがお礼にと最後にアカペラで歌った「アヴェ・マリア」が絶品。酔いも気持良く回り、11時前には眠りにつく。


Sep 19th(WED)
また、5時過ぎに目がさめる。困った習慣になりつつある。時間もあるので、TAPの原稿を書き、かたづけものもし、ゆったりと時間が過ぎていった。
2時からはポニーキャニオン本社でミー・リンの記者会見。その前に“東京カレンダー”の Hさんと取材のミーティングもすませる。「バーで本を読む」というコンセプト、おもしろそうだ。
その後、4時からはマガジンハウスで木滑さんにTAPの「アートで一杯」のためのインタビュー。ユーモアあふれるウンチクのある話に大いに納得。
終了後。マガジンハウスのそばにあるジョン・レノンが訪れたということで有名になった「樹の花」でコーヒーを飲みながら、Mクン、Nさんなどと「素晴しかったね」と会話を交わす。
夜は八重洲の「鮨乃家」でミー・リンたちと食事会。時間があったので、東銀座から八重洲まで裏通りをブラブラと歩く。途中、何軒かの気になる店を発見。いくつかの懐かしい風景と出会い、とても得した気分になる。そして夜はまだまだ続き、9時30分からは「WODKA TONIC ROPPONGI HILLS」でAさんと“こかぶ”のリニューアル・プロジェクトの件でミーティング。帰りに16日のパーティーのお礼をと思って「PB」に出かけるが、それは終わらない夜の始まりでもあった。

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