ARCHIVE:緊急日記

2007年7月2日~7月8日

Jul 2nd(MON)
仕事とスケジュールのスピードが増している。突然、チェット・ベイカーが運転していたスピード・メーターの壊れたメルセデスベンツの助手席に坐ってパシフィカに向かって、FREEWAYを走っていた時のことを思い出す。
午前中は大学。昼はパークハイアットの「ジランドール」でランチ・ミーティング。そして4時からの「ケンジントン・テラス」でのパーティーの仕込みのミーティングの前に、「カメリア・コーナー」でひとつミーティングをはめ込む。
夜も9時からのミーティングの前に急遽ミーティングを入れる。まるで、パズルをやっているような状態。その中でアフリカや北京、大阪と国や場所が交錯している。


Jul 3rd(TUE)
午前中、篠山紀信事務所でVISCONTIの展覧会のプリント・チェックと取材に立会い。
午後は横浜アリーナへ。YUMINGの“シャングリラⅢ”。
ドアーズを聞きながらのドライブで7時には東京に戻り、ベトナム料理の「MAJESTIC RESTAURANT」のオープニングパーティーに顔を出し、8時からは「WODKA TONIC」で早乙女クンと『団塊パンチ』のYクンと与太話をしながら飲む。帰りに「PB」に流れ、仕上げの1杯。いくら忙しくても夜遊びは大事だし、大切だ。


Jul 4th(WED)
午前中は大学、午後はトライグループで“大人の家庭教師”のミーティング。夜はゴールデン街の「茶々花」で俳句の会。
“一目惚れ 恋した女に 足がない”という僕の句が、妙に話題になる。
その後流れた「シラムレン」は素晴しく魅力的なJAZZ BAR。マスターに「また来ます!」といって、店をあとにする。家に帰ると前日からの酔いが時間を超えてつながる。ルーファス・ウェインライトの新作を聞いているうちに眠ってしまった。


Jul 5th(THU)
昼は久しぶり、今年初めての「ラ・ブランシェ」。
鮎、鴨、玉ねぎのスープ、全てがおいしい。残念なのはワインが飲めなかったこと。いやな時代になったものだと嘆きの一言が出る。
その後は東急本店で8月開催の“日本のエンターテインメント半世紀展”のミーティング。
夜は東京芸術劇場でインバル指揮フィルハーモニア管弦楽団のマーラー“復活”を聞く。魂が洗われる。
帰宅後、車を置いて、「REDSHOES」のリニューアル・オープンパーティーにMクンと連れ立って出かける。
知り合いがきっちりとそろい、モエがどんどん開いていく気分の良さ。吉田司クンという素晴しいバイオリン奏者とも知り合え、いい感じに酔いが回る。帰りは定番の「PB」。やっぱりアナログの音はいいと納得しながら、眠気に包まれる。


Jul 6th(FRI)
午前中は日比谷の「ペニンシュラ」で12月14日に行われるセレブレーション・パーティのミーティング。アイデアが次から次へとわいてきて楽しい。
午後は電通で平成中村座ベルリン公演のミーティングをして幕張メッセへ向かう。“LIVE EARTH”の立ち会い。久しぶりに大きなコンサートのバックステージにいたら、若かった頃のことを思い出し、ちょっとノスタルジックな気分になる。
帰りの車の中で聞いたポール・サイモンの“時の流れに”がその気分にさらに拍車をかけた。


Jul 7th(SAT)
ポール・サイモンの2枚組CD“ジ・エッセンシャル”の中の“ボーン・イン・プエルトリコ”に耳がそばだつ。
メロディーも詩もサウンド・プロダクションも、勿論ヴォーカルも絶品。薄曇りの高速道路とぴったりと溶けあって、白昼夢の中を走っているような気分になる。
12時から始まった“LIVE EARTH”のトップはヴァーチャル・アーティストの“GENKI ROCKETS”。
ヴァーチャルな女優を作り出してしまった監督を描いた映画の「シモーヌ」を思い出してしまうくらいによくできていて、続いて、「ホログラフィ映像でこうし てみなさんにお話ができるのは本当に素晴らしいこと」と挨拶したアル・ゴアの姿にも技術革新の目ざましさを実感させられる。
でも、パキスタンの首都イスラマバードでイスラム神学校生の立てこもり事件のニュースが制作本部のテレビで映っていたりするのを見ると、世界はとても不思議で奇妙なゆがみの中にあるんじゃないかと考えさせられてしまう。
11組の出演者の中ではリンキン・パークが圧巻。Coccoは中々に健闘…かすった程度だが、今のシーンの状況を少し垣間見た気がする。


Jul 8th(SUN)
朝刊に“LIVE EARTH”の記事が出ているが、東京、日本経済、朝日の3紙ともリンキン・パークの“リ”の字もなし。“絢香さんらが…”という記述程度の意識しかない のかと思って、ちょっと失望。ただ、夜の「ブルーノート」での、マリーンが本田雅人率いるビッグバンドとのコラボレーション・ライブが素晴しく、シャンパ ンの酔いも手伝い、気持良く1日が終わる。
日曜の夜のガランとした東京の街景色もその気分と合っていた。帰宅後はキップ・ハンラハンのSACDを聴いた。最近観たマット・ディロン主演の「酔いどれ 詩人になるまえに」と同じく一般的に大騒ぎされるものではないが、とても魅力的な作品。両方とも“TAP”で紹介したいなと思う。

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