ARCHIVE:立川直樹への永遠の質問

2006年 5~6月

6月30日 暑い土地に滞在して、なんとなく意識が拡散していく感じ、「ま、いいか」とでもいうような感じは好きですか?
「とても好き。 想像するだけでモロッコとかに行きたくなってくる」

6月29日 「最近の若いやつはなんか“骨”がないよなぁ」などと思うことってありますか? (もしあれば)それはなぜそういうことになるのだと思いますか?
「あるね。 たくさん理由はあると思う。 今後、この話は対談でやろうか・・・」

6月28日 人にとって「謙虚である」ということは重要な資質だと思いますか? そして立川さんご自身は(ご自分では言いにくいでしょうが)、謙虚な人だと思いますか?
「重要というか、必要だと思う。 そして自分のことは、まあ、控え目にしてようとは思ってるんだけど。 キャメロン、どうなんだろう?」

6月27日 立川さん、鰻の一番好きな食べ方はやっぱり蒲焼ですか?
「鰻重! あと白焼きも好き。 肝焼きで一杯やって白焼きをわさび醤油で食べ、最後に鰻重でしめる。 これがいい」

6月26日 近頃、本来は裏方である人がマスコミの寵児になり、その後、引き摺り下ろされて叩かれるというパターンをよく目にするような気がするのです が、立川さんが一貫して裏方であり続けたことで不必要な摩擦から身を晒さないでくることができたのはどうしてなんでしょう? 内的にも外的にもいろんな誘惑があったと思うんですが・・・。
「一貫して裏方でいたいと思ってるからだよ。 まあ、本当にいろいろな誘いはあったけどね」

6月23日 (ここ数年で、という限定付で)女性に対して本気で腹を立てたことってありますか?
「ない。な」

6月22日 立川さん、「You Tube」ってご存知ですか? ライブ映像とかがたくさんWebサイトなんですが・・・。
「全然知らない。 これってある人が口にしていた言葉の受け売りなんだけど、僕って“電盲”なんだよ。 あとは坂本龍一に言われたんだけど、最後の“アナログ原人”だからね」

6月21日 “脚色”という分野で「この人はうまいなぁ」と思う人がいたら教えてください。
「パッと名前が思い浮かばない。 ということは、これって自分が思う人がいないのかも知れない」

6月20日 マイクロソフトのビル・ゲイツ氏がビジネスから引退して慈善事業家として生きていくと表明したとのことですが、立川さんの中に「ああ、こういう生き方もいいなあ」と思うところってありますか?
「そうだね、いい感じだなあと思う」

6月19日 このところ、邦画の興行収入が好調だということですが、ずいぶん長い間、いろんな形で映画に携わっている立川さんの目から見て、最近の邦画の状況について思うところはありますか?
「もう言われてることだけど、“バブル”な感じ。 何で?と思うような映画が興行的にまあまあだったり、その反面、質の良い外国映画に対する扱いが悪くなってる気がする」

6月16日 6/1からの駐車禁止取締り方法の変更、どう思いますか? 差し支えない範囲で感想を聞かせてください。
「本気で今のシステムを続けたら、町から車は減ってしまうだろうね。 でも、今までタクシーなどの運転手さんを相手にしていた食堂とかラーメン屋さんはどうやって営業してくんだろう。 それにあっ本屋さんがあると思って車を止め、時間調整のための本選びもできなくなってしまうなんて、こりゃまいったって感じ・・・」

6月15日 ワールドカップで国内外を問わず、「この選手はちょっと興味がある」という選手はいますか?
「別にいない。 また1ヶ月大騒ぎが続くんだなと思うだけ・・・」

6月14日 立川さんって、もしかして今までにものすごい回数、人に裏切られてますか? (もしそうだったら)それは立川さんにとって必要なことだったんだと思いますか?
「“もしかして”って質問にあるけど、そんなに裏切られてるように見える? こりゃ裏切りだ!とエピソードもあるのは1回。 中くらいとか小さいのはたくさんあるんだろうけど、余り意識はしない。 そしてその1回の裏切りは本当にいろいろ勉強になったと思う」

6月13日 馴染みのお店にこれといった理由はないんだけど行かなくなってしまうことってありますか? それってどういう現象なんだと思いますか?
「味はともかく、何かが変わってしまったと思うと、足が向かなくなる。 余り言葉で説明できる類いのものがないので、現象といわれても・・・」

6月12日 フリーランスであることの喜びを感じる時ってどんな時ですか?
「忙しいから、それほど時間に余裕は無いんだけど、時間やシステムなど全てを自分で決められるってことかな。 でも事務所があるってことは厳密にはフリーランスって言えないかも知れないな」

6月9日 6/17の「LIVE SHANGRILA」、森永さんとこんなことを話したいな、と思ってることってありますか? 予告編ノリで教えてください。
「LIVE SHANGRILA って完全にフリー・ジャズのノリだからね。 何の準備もしてないし、パッとマッケンジーが何か話しかけてきて、こっちがそれを受ける感じがおもしろいんだよ」

6月8日 立川さんにとって「自由」とはどのぐらい大切なものなんでしょう? あえて何かの言葉で表現すると・・・。
「とても大切なもの。 何かの言葉で表現できるものじゃない気がするけど、The Who の “I'm Free” とか リッチー・ヘヴンスがギターかき鳴らしながら歌った “Freedom” の60年代の気分をずっと持続させたいと思っている」

6月7日 もう今は無いお店の、今でも忘れられない味ってありますか?
「東銀座にあった『洛』の佐藤銀次郎さんの料理全般。 特に正月の松の内前に食べたすっぽんのたき物」

6月6日 現在の日本の相続税の仕組みは理不尽なものだと思いますか?それともある程度はリーズナブルなものだと思いますか?
「実に理不尽!!」

6月5日 「ネットはいつか世界の情報格差をなくし、人々は完全に平等になるんですよ!」と誰かに言われたら(ちなみにぼくは言いませんけど)、どう答えますか?
「まさか!」

6月2日 一緒に仕事をさせていただいていて、立川さんの優しいソフトな部分と厳しい(クールな)部分の落差に、時々(良い意味で)ついていけないことがあるのですが、ああいうのって何か意識的にスイッチを切り替えるようなことをしているのですか?
「全然無意識。 自分でも困るくらいにUPDOWNがあるような気がする」

6月1日 立川さんは子供の頃って、どんな本を読んでましたか?
「乱歩は読んでたね。 あとターザンとか少年ケニアとかアフリカ冒険物が好きだった。 そして小学校高学年になると、かなりオマセだったのと家にあったので谷崎潤一郎の 『卍』 とかコクトーの 『恐るべき子供たち』 と出会ってしまった。 ちなみに 『恐るべき子供たち』 は挿絵を東郷青児が描いてるんだよ。凄いよね」

5月31日 「150歳くらいまで長生きする薬」があったら、大金を出しても手に入れたいと思いますか?
「久しぶりにおマヌケな質問だね。 安ものの映画じゃないし、キャメロン、何考えてるの? 人間なんてほどがよく死ねるのが最高。 例えば、モーツアルトを聴きながら『もう十分だ』と一言つぶやいて76歳で逝ったヴィスコンティのように」

5月30日 他人に対する敵意は次の行動のためのエネルギーになるものだと思いますか? それともかえって自分自身を蝕むことのほうが多いと思いますか?
「さあ、どうなんだろう。 敵意という言葉は好きじゃないけど、まあ、前者についてはわからないこともない」

5月29日 車で移動する時、東京都内だったら、ほとんど地図無しでどこにでも行けますか?
「そうだね、世田谷の一部と下町の一部を除けば・・・」

5月26日 立川さんが「組織」を持とうとしない、一番大きな理由は何ですか? 管理が嫌いだからでしょうか?
「管理も好きじゃないし、ある程度というか、自由に対する願望が深くある」

5月25日 「ワシントン・レポート」、立川さんが楽しんでいる感じが伝わってきて、読んでいてぼくまで元気になりそうです。ああいう「見れるものは全部みてやろう」っていう姿勢は、よく立川さんの口から出る「欲」から来るものなんでしょうか?
「そう、欲と好奇心ね」

5月24日 立川さんは日本語を横書きにすることにはあまり抵抗がないほうですか?
「70年代にたくさんライナーノーツを書いていた時、全部横書きだったので慣れてしまった。 基本的には縦書きの方が好きだけど、こう書いてても抵抗がないんだから、どうでもいいんだろうね」

5月23日 「今なら間に合う、これは必見!」なエンターテイメントを教えてください。
「6月8日に東京芸術劇場で公演があるフィリップ・ヘレヴェッヘ/コレギウム・ヴォカーレ。 古楽器によるバッハの演奏で世界的にも名高い指揮者と管弦楽と合唱の一夜限りの日本公演。 バッハの3大宗教曲の中でも集大成といわれる<ミサ曲ロ短調>を演るんだけど、ちょっと心が震えそう」

5月18日 ご自分のことを、毀誉褒貶の激しい人格だと思いますか?
「激しくなくはないけど、余り、そうは見えないでしょ。 どうかな?」

5月17日 現在、年間で何日くらい自宅以外の場所に泊まってますか?
「どのくらいになるんだろう。 少なくとも月の3分の1は旅に出ている感じだし、それより多いこともあるし、やや少ないことはあるにしても計算すると80日から90日ぐらいにはなる感じだね」

5月16日 そう言えば、今回ワシントンって、何の仕事でいらっしゃるんでしたっけ?
「金沢工業大学にPMCっていうレコード・ライブラリーを10数年前に僕の提案で開設したのは知ってるよね。そこのライブラリー・センターの館長と企画広報の人と一緒にライブラリーの整理学のようなものを検証し、アメリカの専門の人とミーティングするの。 帰ってきたら詳しく報告します!」

5月15日 (たとえば「DOMINO」のように)ものすごく映像効果に凝って作っているんだけどCGではない。みたいな映画って、好きなほうですか?
「うん、まあ好きな方だね」

5月12日 立川さん、今まで「貧乏な生活」ってしたことありますか?
「幸い、ないねぇ」

5月11日 漢方や東洋医学の類で、日々の生活に取り入れていることはありますか?
「ない。 全くない」

5月10日 「世界遺産」の中で、立川さんが一番感銘を受けたところはどこですか?
「世界遺産て何だか増えすぎで、どこが世界遺産なんだかわからなくなっちゃったよね。 だから一番感銘って言われても答えようがないんだけど・・・ 万里の長城も宮島も初めて行った時は、ハハーと思ったね」

5月9日 立川さん、老後に身体が思うように動かなくなった時、どこに住んでどのように暮らすかっていう心積もりはありますか?
「心積もりなんてないけど、ま、余り人気のない海のそばの家で音楽きいたり、本読んだりして、気がむいたら小説や映画の脚本でも書こうかな・・・」

5月8日 3/16の「永遠の質問」で答えてくださった“カセット・テープシステム”。 これ、やってみるとたいへん実用的で素晴らしいと思います! ただ、やっぱり稀ですが「カセットテープが引っ掛かってしまって」うまく取り出せないことがあります。 忘れようと思うんだけど、気になってしまうんですね。 そういう時、うまくカセットテープを取り出すためのオマジナイのようなものって何かないでしょうか?
「そんなものあったら、教えてほしい。 まあ、事故にあったらあきらめるしかないし、何かのお告げだと思うことにすればいいんだよ」

5月2日 少し前にシー・ユー・チェンさんの自伝のような本を読んだのですが、あの方と立川さんって、(現在の)活動のフィールドが一部かぶっているのでしょうか? ご自分ではどう思われますか?
「余りかぶってないんじゃないかな。 インディペンデントである。という以外には」

5月1日 20代の頃から今に至るまでお酒を飲まなかった日が数日、しかもその飲まなかった理由も全て覚えているという立川さんですが、ということは風邪をひいたり持病が出たりしても、そんなことにはかまわず飲んでいるということですか? でも、なぜそこまでしてお酒を飲むのでしょう・・・。
「そこまでして飲むっていう悲痛な感じなんて全くないよ。 味として好きだし、食べる時に必要なだけ。 ただ、“朝シャン”は先生に言われてやめたけど・・・」

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