ARCHIVE:緊急日記

2006年11月8日~11月12日

Nov 8th(WED)
ハノイからの飛行機は50分遅れの出発だったが、成田到着は予定より15分遅れの7時35分。その時間に着陸して、8時10分発の成田エキスプレスに飛び 乗れたのだから中々のもの。頭の中では"ミッション・インポッシブル"のテーマが鳴り続け、そのテンポで快調に身体が動き時間が進んでいる。ともあれ、朝 の上りの渋滞を避けるために成田エキスプレスを選んだのはまあ正解といった感じで、東京駅を経由後、家で車をピックアップして何とか11時には大学に滑り 込む。31人の入試の面接。
夕方までは時間がかかり、5時半過ぎに庭園美術館の中にある東京都歴史文化財団に到着する。
ミーティングは約1時間。その後、7時から"Va-tout"でS氏、N氏とFOLTEについてのミーティング。シャンパンと田舎風パテ、エゾ鹿のステーキetc……。1週間ほどベトナム料理づけだったのでフレンチ・テイストがとても新鮮。
10時前には家に戻り、テレビのニュースを見ながら山のようになっている郵便物や新聞などと格闘し、12時頃にはベッドに入る。


Nov 9th(THU)
5時過ぎに目がさめる。前夜のかたづけものの続きをし、9時48分のあさま513号で上田に向かう。来年の"日本の旬"のイベントの"LIVE阿国"の ミーティング。アトリエ・ダンカンのI氏、S氏とI……上田で長野チームと合流。生島足島神社の農村歌舞伎の舞台を見た後、"かぐら"なる店でもそばの昼 食をとり、諏訪大社の秋宮、春宮へと移動する。
4時からは浜の湯で木曽福島の観光課の人達と"木曾節と木曾踊り"についてのミーティング。話しているといろんなアイデアが出てきて、おもしろくなりそうな予感がする。
夕食前に一度ブレイク。部屋で諏訪湖の美しい夕景を眺めながら新聞に目を通す。その中で2つの言葉をpick up。
ラムズフェルド長官のコメント
「この戦争はほとんど理解されず、入り組んでいて人々にはよく分からない」(11月9日付・東京新聞)
タワーレコードの創業者ラス・ソロモンが10月6日、約3000人の従業員全員に送った電子メールの文章
「万事休す。調子っ外れの終演だったが、ありがとう。感謝している」(11月9日付・東京新聞)
何年も前に短命に終わった「週刊アスキー」でやった連載"言葉のハンター"のことを懐かしく思い出す。これから機会があったら、やっていきたい。
5時半から夕食をとりながら9人の大所帯で"日本の旬"のトータルなミーティング。終了は8時半過ぎ。旅の疲れのせいか、いつもより酔いを強く感じ、早々 と温泉にすべり込む。T氏とIと一緒の風呂は、昔のギリシャのローマ風呂の趣き。気持ち良い汗が出てとても気持ち良く眠れる。


Nov 10th(FRI)
6時半に起床。今朝の収穫は、カフカ賞を受賞しプラハで記者会見を行った村上春樹のコメント
「私は匿名の存在でいたい。バスや地下鉄にも乗りたいし、レコード店にも行く。そこで『村上さんですか?』と聞かれたくないんです」
7時半から朝食。8時半から11月25日の森山良子とムッシュのジョイント・ディナーショーのミーティング。10時から12時までは諏訪商工会議所で"諏訪の長い夜"のミーティング。数の多さか仕切りの悪さか議論がかみあわなくて、どうしようかという気持ちになる。
東京への戻りは12時33分発のスーパーあずさ16号。昼食は駅の中にあるTULLYSのミラノ風チキンサンドとコーヒー。体力キープのポイントは絶対に 3度の食事をきちんとほぼ定時にとることがモットーだが、空腹感は人をネガティブな気持ちにさせるのである。車中から見える紅葉した山の美しさ。坐った席 は完全にサンルームの如き趣きを呈していてちょっと得した気分。こんな移動は悪くない。
途中、人気のないのをいいことにTシャツを脱いで日光浴。本当に生まれて初めての体験だったが、実に悦楽的体験だった。
新宿到着後はミュージアムでエッシャー展のオープニング。表参道ヒルズ"O"でのレスリー・キーの写真集のオープニングに出席。最後は"b"でS氏、N氏とワインでしめる。


Nov 11th(SAT)
日生劇場で宮本亜門演出の「コジ・ファン・トゥッテ」を観る。林正子快演!
残りの時間はかたづけものに終始するが、本当に時間が欲しい。


Nov 12th(SUN)
気晴しに海まで2CVでドライブ。ニール・ヤング&クレイジー・ホースの新作が最高にはまる。1970年3月にフィルモア・イーストで録音された伝説のライブ!! 僕はここでいい!と思わず叫びたくなる感じ……。
4時からは世田谷パブリックシアターで田中泯・独舞「透体脱落」。最後は土方巽と合体したように見えた出色のパフォーマンス。
ホールから外へ出ると勿論全く違う空間が広がっていたが、僕はどっちの世界の住人なんだろう? また、どっちの世界にいたいんだろう?
家の中もまた違った空間になり始めている。

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